2007年12月31日(月)
翌朝、本土ではたいへんな寒波がやってきて、九州なども雪となっているとテレビが言っていました。
沖縄も、北風が強く、ときおりしぐれるという天候でした。
まずは、漫湖にでかけます。「湖」という名前でですが、実際は那覇港にそそぐ川の一部が大きな干潟となり、湖のように見えるといったところです。写真のように那覇市の市街地の真ん中にあり、周囲はたくさんの車が走っています。
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干潟にいたのは、ダイシャクシギ
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イソヒヨドリは、ひとなつっこいです。♀も雨覆に青みがあるんですね。
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アオアシシギ
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ソリハシセイタカシギ。
今回の沖縄遠征の狙いの鳥のひとつ。あこがれ鳥が目の前で採餌しています。感激しました。p2942.jpg
動画もあります実際にソリハシセイタカシギの採餌しているところを観察し、なぜ、この鳥の嘴が上向きのそっているか(下に突の彎曲になっているか)がわかりました。
嘴の下に向いてそっている側で 泥をなでるようにしてエサを探しているのでした。
干潟の向こう側には、アオアシシギの群れ。なかに、一羽オオソリハシシギがいます。
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ズグロカモメ。
これもライファーです。この場所では、カモメが数羽飛んでいましたが、すべてズグロカモメでした。ユリカモメやウミネコはまったくみかけませんでした。
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イソヒヨ♂。羽根の先端に白い部分があるのは、若鳥なんですね。
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正午前から、大宜味村の喜如嘉というところに向かいます。高速道路で名護市の手前までいき、そこから一般道を40分ほど走る必要があります。
名護市付近での、東シナ海の様子です。
北風がつよく、ときおり雨がふって、沖縄とは思えないような光景でした。
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しかし、喜如嘉の水田でみかけるのは、バンとサギ。リュウキュウヨシゴイらしい野鳥はどこにもいてません。
チュウサギ。
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しばらく周囲をうろうろしていると、電柱にとまっているサシバをみつけました。おそらく、この場所で越冬しているんでしょう。
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サシバ♀。
見慣れたサシバ♂よりも、胸の褐色の部分に白いところが多いようです。図鑑によると、これが♀の特徴だそうです。
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かなりがんばりましたが、この場所では、ほかにシロハラなどを写しただけで、お目当てのリュウキュウヨシゴイはゲットできませんでした。
つづいて、高速道路を南下して、億首川というところに行ってみました。
億首川河口でみつけた、チュウシャクシギ
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川の両岸は、マングローブで覆われています。
すこしだけ、マングローブの中に入ってみました。地面は、かたい砂地になっており、足を取られるということはありません。
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億首川周辺の農地でムクドリの中に一羽ホシムクドリが混じってました。
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31日は、このあたりで日暮れとなり、ホテルへと帰りました。
ホテルで風呂に入ってから、この日は、近くの焼き肉屋にいきました。
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晩飯を終えるころには、お店の人が、明日の元旦の準備にとりかかっています。
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寒波の襲来した沖縄。でも、町の中では、コートはもちろんセーターも要りません。
綿シャツでけでOKです。
いい気分で、ホテルの部屋にかえり、テレビで紅白歌合戦を見ることにしました。
窓の下に港は、灯りも音符の形になっています。(ぶれるだけ?)
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ひとり、紅白をみながら、大晦日の夜は更けていきました。
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- 2007/12/31(月) 00:19:14|
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